ページ

2013年7月24日水曜日

【Spain】 The Best Albums of 2013 so far


10.Aurora - 『Géminis』 
グラナダ出身4人組の1st。
ドリーミーで現実逃避的なサウンドに淡い歌声が漂うギターポップ。
 耳に入れながら物思いに耽りたくなる作品です。

 「Transparente」
 





 9.Big City - 『The Way The Trees Are』
 サラゴサを拠点に活動する5人組の4thアルバム。
 Wilcoあたりを想起させる、オルタナでポップなフォーク。
適度に散らばる電子音もセンスの良さを感じます。

 「A Whole New Level Of Suck」

8.Wild Honey - 『Big Flash』
マドリード出身ミュージシャンの2nd。
南国の暖かい日差しを思わせるサイケ・ポップ。
甘美なコーラスと郷愁的なメロディーが秀逸。

 「An Army Of Fat Synths」
 



 7.Perro - 『Singles Brasileñas』 
ムルシア出身4人組の1st。
ミニマルな構成で荒々しく疾走するノイズロック。
キャッチーさの詰まった曲ばかりで、意外に飽きがこないです。

 「Atrévete」「a Bailarlo!」
 



 6.BUFFETLIBRE - 『Songs For Elaine』
バルセロナ出身のDJデュオの1st。
過去にPatrick WolfやThe Antlersのリミックスを手掛けた事もある彼らが、 マシュー・ハーバートやスピンドバンドのニックなど様々なアーティストとコラボしたデビュー作。
すべてキラーチューンといってもいい程のポップさに満ちた、まさに今夏聴きたいアルバム。

 「El Niño」feat. We Have Band
  



 5.JULIO DE LA ROSA - 『Pequeños trastornos sin importancia』
ヘレス・デ・ラ・フロンテーラ出身SSWの5th。
El Hombre Burbujaというバンドのフロントマンですが、近年はソロ活動に力を入れている様子。
落ち着いたセクシーな声が渋く映えるポップロックです。
適度な音の隙間がお洒落に聴こえるのはセンスの賜物。

 「Un corazón lleno de escombros」
 



 4.ORXATA SOUND SYSTEM - 『3.0』 
ヴァレンシアを拠点に活動する6人組の3rd。
テクノやダブステップに伝統音楽の要素を加えた音楽性.
MetronomyとAsian Dub Foundationをミックスしたような感じでしょうか。
4人の歌い手がいるだけあって歌メロも強く、聴きやすいです。

 「Orgasme」
 



 3.The Suicide of Western Culture - 『Hope Only Brings Pain』 
バルセロナを拠点に活動する2人組の2nd。
ポストロック的なダイナミズムに溢れたエレクトロシューゲイザー。
繊細かつ豪胆な深みのあるサウンドです。

 「Love Your Friends, Hate Politicians」
 



 2.Delafé y las Flores Azules - 『De ti sin mí』『De mí sin ti』 
バルセロナ出身の2人組の2nd。
陽性なドリームポップが詰まった『De ti sin mí』と、キャッチーな電子音を散らせながらどこか翳りのある『De mí sin ti』からなる2枚組。
 タイプの異なる男女ボーカルの掛け合いが曲の印象を何度も変え、耳を楽しませてくれます。

 「Volvemos a empezar de cero」(『De ti sin mí』より)
  

 「Tesoro」(『De mí sin ti』より)
 



 1.Rusos Blancos - 『Tiempo de nísperos』 
マドリードを拠点に活動する5人組の2nd。
耽美で憂鬱なシューゲイザーに陽気なラテニズムを注入し、撹拌したような音。
ポジティブで郷愁的なメロディーを時に激しく曝け出し、時に柔和に包み込んだ傑作です。

 「La playa de los locos 」



陽気でポップな良作が多く、そういったタイプの作品を多く選出。
同じラテンでも、荒々しい曲調の多いイタリアとはやや異なる印象を持ちました。
まさに今の季節にぴったりな作品ばかりです。


0 件のコメント:

コメントを投稿