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2012年11月25日日曜日

Anni B Sweet

スペインのシンガーソングライターAnni B Sweetの一曲。
2ndアルバム『Oh, Monsters!』より。

マラガ出身のミュージシャンAna López Rodríguezのソロプロジェクト。
A-Haの名曲「Take On Me」のアコースティックカバーがスペインのテレビCMに起用されるなど、母国で知名度を伸ばしつつある気鋭のアーティストです。
ドリーミーで幻想的な音像にマッチした、優しい歌声に癒されます。

Anni B Sweet - 「At Homes」


2012年11月22日木曜日

Kat Frankie

オーストラリア出身のシンガーソングライターKat Frankieの一曲。
3rdアルバム『Please Do not Give Me What I Want』より。

シドニー出身の34歳。
地元オーストラリアで音楽キャリアをスタートさせたものの、更なる演奏の機会と環境の変化を求めてベルリンへ移住。発表したフルアルバムはすべてドイツで製作されています。
トライバルな面白リズムと伸びやかなコーラスが作り出す清涼感が魅力的。

Kat Frankie - 「Too Young」


2012年11月11日日曜日

BRNS

ベルギーのインディーロックバンドBRNSの一曲。
1stアルバム『Wounded』より・

2010年結成、ブリュッセル出身の4人組。
ビーアールエヌエスではなく、“BRAINS”と読むらしいです。
爽やかなメロディーが、軽妙でダンサンブルなビートに乗って展開。
サビのお祭り感が楽しいです。

BRNS - 「Mexico」


2012年10月31日水曜日

Contrails

オーストリアのインディーポップバンドContrailsの一曲。
1stアルバム『All That Glows』より。

ウィーンを拠点に活動するシンガーソングライター・Stefan Siederを中心としたバンド。
ライブではストリングスが加わり6人編成で演奏することが多いようです。
流麗な弦の音色と切ないギターのフレーズに柔和なボーカルが緩やかに絡む曲。
夕焼け映像と相まってより美しく感じられます。

Contrails - 「I, The Rocket」


2012年10月17日水曜日

Goribor

セルビアのオルタナティブロックバンドGoriborの一曲。
2ndアルバム『Evo je banja』より。

1988年結成、ボル出身の3人組。
メディアに好評価を受けた1st『Goribor』(2007)から5年ぶりとなる本アルバムは2枚組の大作。
つぶやきボーカルと多分にブルースチックなギターが哀愁を誘います。
ちなみにアルバムのタイトルは“Here is a ninja”の意。

Goribor - 「Kiša」


2012年10月10日水曜日

Xabier Iriondo

イタリアのミュージシャンXabier Iriondoの一曲。
1stアルバム『Irrintzi』より。

ミラン出身の41歳。
Afterhours、Six Minute War Madness、A Short Apneaといったグループで活躍してきたギタリストのソロデビューアルバム。
アルバムタイトルのIrrintziはバスク語で“長く耳障りな叫び”のような意味だとか(父がバスク出身)。
フリーダムでノイジーな狂騒サウンドにやられます。

Xabier Iriondo - 「The Hammer」


2012年10月4日木曜日

Karin Park

スウェーデンのシンガーソングライターKarin Parkの一曲。
4thアルバム『Highwire Poetry』より。

レクサンド出身の34歳。
1st『Superworldunknown』(2003)でノルウェジアン・グラミーの最優秀新人賞を獲得した経歴があり、商業的にもそれなりに成功している様子。
陰鬱な香りの漂うエレクトロ・サウンドにビヨークばりの張りのある声が乗っかり、独特の雰囲気を作っています。
ちなみにライブでは実の兄弟であるDavid Parkがドラムを叩くんだとか。

Karin Park -「Restless」


2012年9月24日月曜日

Collapse Under The Empire

ドイツのポストロックバンドCollapse Under The Empireの一曲。
4thアルバム『Fragments Of A Prayer』より。

2007年結成、ハンブルク出身の2人組。
打ち込みの硬いビートに乗って、ギターやシンセの繊細なフレーズが伸びやかに展開。
強弱はありますが、轟音が炸裂するような感じではなく、ややアンビエント寄りで穏やかな印象を受けます。

Collapse Under The Empire - Closer


2012年9月16日日曜日

The Sugarettes

オランダのインディーロックバンドThe Sugarettesの一曲。
2ndアルバム『Destroyers Of Worlds』より。

アムステルダムを拠点に活動する4人組。
前作『Love & Other Perversities』(2008)からブランクが空きましたが、この間にメインのソングライターであるJoep van SonはThe Very SexualsやNikooといったサイドプロジェクトを展開。より成長して帰ってきました。
ふわふわしたシンセ、それと相反するような骨太ギターが絶妙なバランスを保っています。

The Sugarettes - 「Destroyers Of Worlds」


2012年9月14日金曜日

PACOVOLUM

フランスのインディーポップアーティストPACOVOLUMの一曲。
2ndアルバム『Massive Passive』より。

音楽を指向する前はバーテンダーもしていたという異色の経歴を持つミュージシャン。
Phoenix等を手掛けたJulien Delfaudをプロデューサーに迎えた作品です。
前作では全ての楽器を担当したマルチインストルメンタリストですが、今作ではサポメンを補強しています。
ノイジーで浮遊感のあるサウンドに、優しい歌声とメロディーが映える良曲。

PACOVOLUME - "Palest Winter Light"


2012年9月10日月曜日

Figurative Theatre

セルビアのインダストリアルバンドFigurative Theatreの一曲。
5thアルバム『Dadawave』より。

1999年結成、セルビア南部の町・ニス出身の6人組。
様々な音のレイヤーがダンサンブルなビートに乗り、心地よい響きを作っています。
美しさと暗さのバランスが好みです。

Figurative Theatre - 「Psychodelic afternoon (oh no!)」


2012年9月7日金曜日

Zodiac

ドイツのハードロックバンドZodiacの一曲。
1stアルバム『A Bit of Devil』より。

ポストロックバンドLong Distance CallingのドラマーJanosch Rathmerのサイドプロジェクト。
プログレ風味のインストロックを鳴らしていた本家とは打って変わって、疾走感のあるハードロックに挑戦しています。
リフ・ソロともに耳に残るギター、渋いハスキーボーカルが絶妙。

Zodiac - 「Diamond Shoes」


2012年9月2日日曜日

Xaxaxa

マケドニアのパンクロックバンドXaxaxaの一曲。
2ndアルバム『Siromašni i bogati』より。

2011年結成、スコピエ出身の3人組。
ポストパンクバンドBernays Propagandaのメンバーのうち、ボーカルの女性以外で構成されたサイドプロジェクトらしいです。バンドのFacebookを見ると、影響を受けたバンドとしてHüsker Dü, Rites of Spring, Wipersが列挙されています。実際の音も、その手の粗くキャッチーな80年代パンクサウンドを展開。
ボーカルの歌声がなかなかにエモーショナルでいい感じです

Xaxaxa - 「Probav da se isklučam」


2012年8月30日木曜日

Space Siren

オランダのノイズポップバンドSpace Sirenの一曲。
1stアルバム『Mr. Wagner, Please Give Us A Call』より。

2003年に解散したインディーロックバンドSeesawのギター&ベースによって結成された4人組。ギターやシンセの分厚い音のレイヤーにドリーミーな女性ボーカルという、MBVのようなスタイル。ただリズム隊がそこそこ快活で、よりドライブ感が強調されている印象を受けます。
甘美さの中に見え隠れする焦燥感が魅力的。

Space Siren - 「Who Makes Me Try?」


2012年8月27日月曜日

Soma

フランスのポップロックバンドSomaの一曲。
2ndアルバム『Nobody's Hotter Than God』より。

2001年結成、イストル出身の4人組。
前作『Jewel & The Orchestra』は仏メディアでわりと評判になっていたようで、
今作はDepeche Mode, Beck,Phoenix等を手掛けたTony Hofferをプロデューサーに起用するなど力を入れている模様。
バンド名をSmashing Pumpkinsの同名曲から拝借したというだけあって、なかなかのポップセンスを持ち合わせてるようです。ただ音的にはその界隈というより、Killersあたりに近い感じ。
カラフルな色彩が飛び交うPVもお洒落です。

Soma - 「The Brightest Side」


2012年8月11日土曜日

Photolab

チェコのローファイポップバンドPhotolabの一曲。
1stアルバム『Hollywood And Snuff』より。

プラハを拠点に活動する6人組。
映画にインスパイアされたアルバムということですが、PVもどこかSF的な雰囲気があります。
浮遊感のあるシンセの音色がその空気を際立たせている感じ。
憂いを帯びたMagdalenyのボーカル、それと対照的なポップなメロディーも魅力的です。

Photolab - 「Happy Birthday」


2012年8月9日木曜日

Kabul Golf Club

ベルギーのハードコアバンドKabul Golf Clubの一曲。
1stEP『Le bal du rat mort』より。

2010年結成、リンブルフ出身の4人組。
ゴルフ場としての“Kabul Golf Club”はアフガンに実在するらしく、その反抗と希望の象徴としてのイメージを気に入り、バンド名に冠したとか。
耳をつんざくような不協和音を撒き散らし、ミドルテンポで進行する重量感のある曲です。
Shellac、ATDI、Fugaziなどに影響を受けたというのも頷ける印象。

Kabul Golf Club - 「Demon Days」


2012年8月6日月曜日

Verbal

イタリアのポストロックバンドVerbalの一曲。
1stアルバム『Verbal』 より。

2010年結成、ベルガモ出身の5人組。
粗い音色のツインギターに怪しく蠢くベースが絡むインスト曲、かと思いきや途中でちょっとだけボーカルも登場。
ひたすら繰り返される同じフレーズがドラッギーな感覚を与えてくれます。
ちなみに同アルバムには「kobayashi」という、馴染みやすいタイトルの曲も。どういう意図かは??

Verbal - 「Double D Marvin」


2012年7月28日土曜日

Tiemo Hauer

ドイツのシンガーソングライターTiemo Hauerの一曲。
2ndアルバム『Für Den Moment』より。

シュツットガルト出身の22歳。
ティーンの頃はドラマーとしてパンク系のバンドをやっていたみたいですが、早くも大人な路線に目覚めてしまったようです。
穏やかで美しいギターとピアノがまったり絡み合う展開。
そこに脆くエモーショナルなボーカルが乗り、より情緒的な響きが生まれています。

Tiemo Hauer - 「Warum」


2012年7月23日月曜日

Afro Kolektyw

ポーランドのヒップホップグループAfro Kolektywの一曲。
4thアルバム『Piosenki po polsku』より。

1999年、ワルシャワで結成された6人組。
ジャジーな雰囲気に呟きラップが乗って進行していき、
サビではポップな歌メロが登場します。
軽快なピアノが印象的。



2012年7月8日日曜日

Let&#39&#59;s Go Eskimo

オランダのガレージパンクバンドLet's Go Eskimoの一曲
1stEP『Stepping in Line』より。

2008年結成、ユトレヒト出身の3人組。
正式な音源を出す前から国内のフェスに出場するなど、前評判が高いようです。
キャッチーなリフを奏でる荒々しいギターにぶっきらぼうなボーカルが乗っかるスタイル。
間奏のちょっと南国風味なソロも夏らしい感じ。

Let's Go Eskimo - 「Stepping in Line」


2012年7月6日金曜日

Volkova Sisters

ハンガリーのエレクトロシューゲイザーバンドVolkova Sistersの一曲。
2ndEP『Hope』より

2009年結成、ブダペスト出身の3人組。
バンド名をSF作家ウィリアム・ギブスンの小説から引用したという彼ら。
そんな空気感を表そうとしたのかはわかりませんが、どこか怪しく美しい音世界が繰り広げられています。
ちなみにメンバーにはファッションや視覚アートの分野でも活躍している者も。

Volkova Sisters - 「Shiny Fay of Sorrow」


2012年7月4日水曜日

Sky Architects

デンマークのポストロックバンドSky Architectsの一曲。
1stアルバム『The Promise Of Tomorrow』より。

2006年結成、オーフス出身の4人組。
既に数枚のEPを発表していますが、フルアルバムとしては今作が初。
曲の前半は美しいギターの音色を力強いリズムが支える勇壮な音景ですが、
中盤以降は嵐のような激しい曲調に変化します。
特にドラムが加速する2:59~の展開は必聴。

Sky Architects - 「We Will Never Forget This」


2012年6月26日火曜日

Aries

スペインのフォークロックバンドAriesの一曲。
1stアルバム『La magia bruta』より

マドリードを拠点に活動していたバンドCharades(2010年解散)のフロントウーマン
Isabel Fernándezを中心とした3人組。
アコギを主体にした、シンプルで穏やかな曲調。
柔和なボーカルにこれまた優しいコーラスが折り重なって、童話の中に迷い込んだような可愛らしい音景が作り上げられています。

Aries - 「Magia bruta」


2012年6月25日月曜日

Holidays

イタリアのインディーポップバンドHolidaysの一曲。
1stアルバム『Young Love』より。

ローマ出身の4人組。
極度にファジーな幽玄サウンドに甘美なメロディーの乗る
ドリームポップ~チルウェイブ。
南欧の眩しく暖かい陽光に包まれるような感覚を覚える秀作です。

Holidays - 「Child]


2012年6月9日土曜日

Last Coin

リトアニアのロックバンドLast Coinの一曲。
1stアルバム『Before My Eyes』より。

2010年結成、ヴィリニュス出身の3人組。
フロントマンJonas Krivickasは、Johnny Cashを引き合いに出されるのも納得の渋声の持ち主です。
儚いエレアコの響きが美しい、クラシカルなロックバラード。
晩酌しながら聴きたくなるような、上質な雰囲気に満ちています。

Last Coin - 「Tune」


2012年6月7日木曜日

Mile Me Deaf

オーストリアのミュージシャンMile Me Deafの一曲。
1stアルバム『Eat Skull』より。

ヴァイツ出身4人組バンド・Killed by 9V BatteriesのフロントマンであるWolfgang Möstlのソロプロジェクト。
バンド時代よりも、より甘くドリーミーな路線に移行。
つい口ずさみたくなるような親しみやすいメロディーが秀逸です。
PVもダサ可愛い系でちょっと和みます。

Mile Me Deaf - 「Wild At Heart」


2012年6月1日金曜日

Mika Urbaniak

ポーランドのポップシンガーMika Urbaniakの一曲。
2ndアルバム『Follow You』より。

ポーランドのジャズミュージシャンUrszula DudziakとMichal Urbaniakを両親に持つサラブレッド。
生まれはアメリカですが、現在ではもう10年以上ポーランドで生活しているとか。
1stアルバム『Closer』(2009)が、ポーランドの音楽賞Nagroda Muzyczna Fryderykのalbum roku pop(=pop album of the year)を獲得するなど、母国では高い知名度を誇るアーティストです。
シンプルなギターやドラムがどこか懐かしいポップソング。



2012年5月30日水曜日

Gregor Meyle

ドイツのシンガーソングライターGregor Meyleの一曲。
4thアルバム『Meile für Meyle』より。

ドイツ南部の町・ヤクストハウゼン出身の33歳。
あるテレビ番組で行われたコンテストで注目され、デビューに至ったというドラマティックな経歴を持っています。
比較的オーソドックスなギターポップですが、キャッチーな歌メロ&渋くセクシーな歌声が魅力的な楽曲です。

Gregor Meyle - 「Hätt nix dagegegen」


2012年5月28日月曜日

Clint

スペインのインディーロックバンドClintの一曲。
3rdアルバム『Asuntos Internos』より。

マドリード出身の4人組。
スーツにサングラスというダンディな出で立ちです。
サーフロックに影響された、陽気なインストロックを展開しています。
夏の夕暮れを思い描かせてくれそうな、郷愁感と多幸感に満ちたトラック。
キーボードが奏でるメロディが淡く、儚い感じ。

Clint - 「Vacaciones en el bar」


2012年5月25日金曜日

Moveonout

イタリアのオルタナティブ・ロックバンドMoveonoutの一曲。
1stアルバム『Here』より。

イタリア南部・アブルッツォ州出身の3人組。
当初はRMLというバンド名で活動していましたが、よりプログレッシブな音楽性を指向し現在のものに変更したとか。
変拍子を駆使し躍動するリズム隊、ノイジーに散らされるギターが作り出す攻撃性を、伸びやかで叙情的な女性ボーカルが中和しているような構成。
ちょっとアンバランスにも聞こえますが、これはこれで癖になるかも。

Moveonout - 「Drury lane」


2012年5月24日木曜日

Dan San

ベルギーのインディーフォークバンドDan Sanの一曲。
1stアルバム『Domino』より。

ベルギー中部の都市・リエージュを拠点に活動する4人組。
ライブ時などではヴァイオリンとピアノも加わり6人体制となるようです。
静謐な森の映ったアルバムジャケットに違わない哀愁フォークソング。
繊細で重厚な音のハーモニー、郷愁感溢れるメロディは
Fleet Foxesを思わせてくれます。

Dan San - 「Moon」


2012年5月22日火曜日

Lululemon

ポルトガルのロックバンドLululemonの一曲。
1stアルバム『Flying Fortress』より。

2009年結成、ヴァレ・デ・カンブラ出身の3人組。
上記のアルバムは既発の2枚のEPに新曲を加えた構成。
EPではファジーなインスト・ブルースロックという印象だったのですが、今回のデビュー盤はサーフ色が大分強まっています。
この曲も夏感満載で、ダイナミズムに満ちたトラックです。

Lululemon - 「Blonde Weather」


2012年5月20日日曜日

Pinkpop Festival 2012

5月26~28日にオランダ・リンブルフで開催される野外音楽フェス。
オランダで最大の動員力を誇ることで知られていますが、今年もヘッドライナーにThe Cure、Linkin Park、Bruce Springsteenを迎えるなど豪華なラインナップです。

ただ日本のサマソニやフジロック同様、世界的に著名なグループだけではなく、地元のバンドも多く出演しています。
そんなわけで、フェス参加予定のヨーロッパ出身アーティストの中から個人的に気になるものを。

Moss

初日メインステージで一発目に登場。2ndアルバム『Never Be Scared/Don’t Be A Hero』(2009)が、オランダの音楽メディアVPRO 3voor12の選定するAlbum of the Yearに輝いた若手バンド。トロピカル系。

Major Tom

Pinkpopへの出場権を掛けたバンドコンテストNu of Nooit2012で優勝した4人組。昔のレディヘっぽい感じ。

Racoon

1997年結成、王道ポップロックバンド。オランダ製Goo Goo Dolls。

Herbert Grönemeyer

ドイツのシンガーソングライター。70年代から活動していて、ドイツではセールス的にもかなり大きな成功を遂げているらしい。ちなみに映画俳優としての側面も。壮大。

2012年5月19日土曜日

Hanne Hukkelberg

ノルウェーのシンガーソングライターHanne Hukkelbergの一曲。
4thアルバム『Featherbrain』より。

2003年デビューの女性アーティスト。
ジャズ畑ながらロックにも造詣の深い事で知られる彼女。
ノイズのレイヤーが創り出す混沌とした雰囲気に
メロディアスな歌声が映える不思議ソングです。
素朴で前衛的、捻っていてポップな音景は、まさに彼女独特のものでしょう。

Hanne Hukkelberg - 「You Gonna」


2012年5月18日金曜日

Castling Queen&#39&#59;s Side

スイスのインディー・ロックバンドCastling Queen's Sideの一曲。
1stアルバム『Cinema』より。

2005年結成、チューリヒ出身の6人組。
ニューウェイブ~ポストパンクあたりの音ですね。
レトロなシンセ、メロディアスなピアノ&ギターのフレーズが
感傷的な気分にさせてくれます。
スイス製The Nationalといった感じでしょうか。

Castling Queen's Side - 「Chase」


2012年5月17日木曜日

Sameblod

スウェーデンのエレクトロ・ポップバンドSameblodの一曲。
1stアルバム『Braided Memos』より。

2011年結成、ストックホルムを拠点に活動する二人組。
チルウェイブ~ローファイポップ界隈のもやもやサウンドです。
メロディラインはちょっとWolf Gangを思わせる感じ。
本人たちによると、自分のサウンドは“hopeful-electronic-mellow-pop”らしいです。
温かみのあるシンセや口笛が多幸的な雰囲気を醸し出しています。

Sameblod - 「UR Road」


2012年5月16日水曜日

Stuttgart Online

セルビアのパンクバンドStuttgart Onlineの一曲。
2ndアルバム『Prava Stvar』より。

2006年結成、ベオグラードを拠点に活動する二人組。
ドラムとベースだけというDFA1978みたいな編成です。
セルビアのネットメディアPopboksが2007年のBest Newcommerに選出したとかいう経歴も。
DFA同様音数は少なくシンプルなんですが、二人の生み出すグルーブがパワフルで、突進力はかなりのものがあります。

Stuttgart online - 「Prava Stvar」


2012年5月15日火曜日

Wallace Vanborn

ベルギーのロックバンドWallace Vanbornの一曲。
2ndアルバム『Lions, Liars, Guns』より。

2006年結成、ゲント出身の3人組。
MuseやToolを手掛けたDavid Bottrillをプロデューサーに迎えて
レコーディングした作品です。
ストーナーロック風であり、ヘヴィロックっぽくもある感じ。
渋く重いギターがキャッチーなリフを奏で、非常にダンサンブルな作風に仕上がっています。
メタル系メディアからもなかなか好評なようで、注目の存在です。

Wallace Vanborn - 「Cougars」


2012年5月14日月曜日

A Banquet

チェコのインディーロックバンドA Banquetの一曲。
1stアルバム『Breath』より。

2010年結成、プラハ出身の3人組。
チェコを代表するネット音楽メディアIndieMusic.czのBest New Band 2010に選出されるなど、フルアルバム発表前から大きな評判になっていた彼ら。
このデビュー盤もあのスティーブ・アルビニがレコーディングを手掛けたという事で話題になっているようです。

気になる音楽性ですが、バンドのFacebookには“60s, 70s & early 80s + indie, garage, electro, nu-rave, shoegaze...”との記述があります。
聴いてみるとその通り雑多な感じですが、シンセやメロディラインなんかはBraveryとかにちょっと近いような印象ですかね。
ちなみに彼らは自分たちの音をFUTU-ROLLと称しているみたいです。意味は??

A Banquet - 「Far Away」


2012年5月13日日曜日

Amor de Tokyo

スペインのミュージシャンAmor de Tokyoの一曲。
1stアルバム『Amor de Tokyo』より。

Dikersの元ドラマーであり、El Columpio Asesinoの元ベーシストでもある
Roberto Urzaizのソロプロジェクト。
そのマルチな演奏能力を活かし、全ての楽器を自分がプレイしているようです。
変則的なパーカッションにドリーミーなギター&シンセが絡む幻想曲。
全てを包み込むような柔らかいVoに癒されます。

Amor de Tokyo - 「Escorpiones」


2012年5月12日土曜日

Lollobrigida

クロアチアのダンス・パンクバンドLollobrigidaの一曲。
3rdアルバム『Pilula』より。

2003年結成、ザグレブを拠点に活動する6人組。
当初はデュオでしたが、メンバーの新加入や脱退を経て現在の編成になっています。
2009 MTV AdriaにてBest Regional Actに選出されるなど、
ユーゴ圏ではそれなりの知名度があるよう。
80年代風のシンセサウンドに乗せ快走するキャッチーなキラーチューンです。

Lollobrigida - 「Ja se resetiram」


2012年5月11日金曜日

Squalloscope

オーストリアのシンガーソングライターSqualloscopeの一曲。
1stアルバム『Ten Halywůd』より。

ヴィエンナを拠点に活動する27歳、Anna Kohlweisのソロプロジェクト。
これまでPaper Birdの名義で3枚のアルバムを発表していて、
地元のシーンでは既にそれなりの影響力を持った存在らしいです。
この人の凄いところは、ソングライティングからプロダクション、
レコーディング、アートワーク、PVなど全て一人でこなしているところ。
もともと造形美術アカデミーでそっち系の勉強をしていたということで、
音楽以外の分野にも自信があるんでしょうね。
曲の方は、オーガニックな癒しフォークといった感じのPaper Bird時代とはやや異なり、大胆にエレクトロサウンドを導入したハイファイな作りになっています。

Squalloscope - 「Domino」


Coma Stereo

スロベニアのスペース・ロックバンドComa Stereoの一曲。
3rdアルバム『1000 mest』より。

2004年、スロベニア北東部の街マリボルで結成された4人組。
上のアルバムはBandcampで全曲がフリーDL可能になっています。
古いSF作品からインスピレーションを受けたという彼らのサウンドは、
どこか浮遊感があり、そしてプログレッシブ。
うねるベース・躍動するドラムが創り出す重圧感に、
エレクトロニックな音が加わった、中毒性のある疾走曲です。

Coma Stereo - 「1000 mest」


2012年5月9日水曜日

SPEkTR

デンマークのミュージシャンSPEkTRの一曲。
2ndアルバム『Personetics』より。

元Raveonettesのギタリストとして知られるManoj Ramdasのソロプロジェクト。
上記の作品は、映画にインスパイアされたレトロフューチャーな音世界の旅(なにそれ?)を表現したコンセプトアルバムになっているようです。
空間を切り裂くようなトレモロ・ギターから始まり、
ホラー感満載のシンセやピアノが絡むインスト・トラック。
この曲単体でも凄くいいんですけど、だいぶ世界観を
作り込んでるみたいなので、是非アルバム通して聴いてみたいです。

SPEkTR - 「We Are Traitors」


2012年5月8日火曜日

Daniël Lohues

オランダのシンガーソングライターDaniël Lohuesの一曲。
6thアルバム『Gunder』より。

オランダ北東部の村・エリカを拠点に、1986年から活動するミュージシャン。
The CharliesやSkik、Lohues & the Louisiana Blues Clubなどの
バンドをフロントマンとして率い、豊富なキャリアを積んできた彼ですが、
2000年代後半からはソロとしても多くの作品を量産中。
柔和で穏やかな声で歌いあげられる、シンプルな美メロ・フォークソング。
牧歌的な雰囲気の漂う良曲です。

Daniël Lohues - 「Miranda Holdersma」


2012年5月7日月曜日

Everything Is Made in China

ロシアのポストロックバンドEverything Is Made in Chinaの一曲。
2ndEP『Parade』より。

2005年、モスクワで結成された3人組。
1stアルバム『4』(2007)を出したころ、Rolling Stone誌から
「最も有望なロシアのポストロックバンド」と賞賛された、隠れた良質バンド。

分厚く折り重なるシンセ、ディレイがかったギター、ファルセット気味のVo、
と言葉を並べるとまるでベッドルーム系音楽のようですが、
ドラムが前のめりな駆け足リズムを刻んで曲を引き締めています。
轟音と言うほどではないですが、きちんと抑揚もつけられていて聴きやすいです。

Everything Is Made in China - 「Parade」


2012年5月6日日曜日

Mathias Stubø

ノルウェーのマルチ・インストゥルメンタリストMathias Stubøの一曲。
2ndアルバム『Mathias Stubø』より。

Proviant Audioの名義でも知られる19歳。
トンスベルグ出身で現在はオスロに拠点を置いています。
2枚組合わせて20曲という大作の1枚目に収録。
複雑なビートに乗り次々に押し寄せるシンセの波、
そして繊細なアコギが耳を包むクールな曲。
フィーチャーされたIda Christine SteinのVoも
ドリーミーな世界観にマッチしていい感じ。

Mathias Stubø - 「Soon a Brighter Day」


2012年5月5日土曜日

Claire Denamur

フランスのシンガーソングライターClaire Denamurの一曲。
3rdEP『Rien de Moi』より。

2009年デビューの28歳女性シンガー。
ボルドーのレストランでウェイトレスをしながら楽曲を制作し、
マイスペに上げた曲が話題を呼んでデビュー、という現代型のアーティストです。
ハスキーで伸びのある歌声、心地よいギターやシンセの音色が、
素朴ながら上品なハーモニーを作っています。

Claire Denamur - 「Rien De Moi」


Din Martin

ドイツのインディー・ロックバンドDin Martinの一曲。
1stアルバム『The Second Before You Faint』より。

2010年結成、ライプツィヒを拠点に活動する4人組。
込み入ったエレクトロなビートに、シューゲイザーの酩酊感が加わり、
物悲しく美しいサウンドが構築されています。
男女ツインVoですが、男の方の声はThe Nationalっぽい感じ。

Din Martin - 「Before You Faint」


2012年5月3日木曜日

I Used To Be A Sparrow

スウェーデンのインディー・ポップバンドI Used To Be A Sparrowの一曲。
1stアルバム『Luke』より。

スウェーデンのソングライターDick Petterssonと、
Songs for the Sleepwalkersとしての活動で知られるイタリア生まれのミュージシャンAndrea Cacceseのユニット。
Bon IverとArcade Fireを足して2で割ったような、
ドリーミーかつ壮大、繊細かつ大胆な音景。
美しいコーラスがいくつも交差し、奥行きのある世界を築いています。

I Used To Be A Sparrow - 「Life is good」


2012年5月2日水曜日

Damir Avdić Graha

ボスニア・ヘルツェゴビナのシンガーソングライターDamir Avdić Grahaの一曲。
4thアルバム『Mein Kapital』より。

ボスニア北東部の都市トゥズラ出身のミュージシャン。
ハードコアバンドRupa u Ziduのフロントマンとして90年代に活躍し、その後ソロデビュー。本名以外でもDiplomatzやBosanski psihoの名義でも作品を出しています。
また小説家としても本を出版するなど、実に多才。

曲の方は延々と同じフレーズが繰り返されるスローテンポなロックナンバー。
激渋な声といい、地味ですが味のある楽曲です。

Damir Avdić Graha - 「2012」


2012年5月1日火曜日

Primo Maggio Rock! Festival 2012

https://www.facebook.com/events/342057679184960/

4/30~5/1にイタリア北部の都市・レーノで開催される音楽フェス。
フェス名のPrimo Maggioは英訳するとMay Day。

2daysで行われますが、一日目はどちらかというと前夜祭のような感じで、
メインはやはりメーデーである翌日。
とは言っても二日計8組しか登場しないので、イベントとしては決して大きいものではありません。

出てる人はインディー系のロックバンドやシンガーソングライターで、
基本的に地元のアングラなミュージシャンが毎回出演しているようです。
でも一番惹かれるのは入場料が無料っていうところ(ただし寄付は可能)。


ということで、出演者の中から個人的に良さげな感じがしたアーティストを下に挙げます。
これがみんなタダで見れるのはちょっと羨ましいかも。

Dino Fumaretto

2002年から活動するシンガーソングライター。ヨーロッパのトラディショナルな色を感じるシャレオツ・ロック。

honeybird & the birdies

2007年結成のエクスペリメンタル・ポップ・トリオ。雑多ながらどこか親しみやすさのある独特のサウンド。

Fast Animals Slow kids

2008年結成の4人組。ややアヴァンギャルド気味なパンクロック。ノリよし。

Cut

熱血ガレージパンク。結成15年目のベテラン。すべてがアグレッシブ。

Brunori Sas

本年度のヘッドライナー。2003年デビューのシンガーソングライター。出したアルバムはまだ2枚ながら、既に数々の音楽賞を獲得するなど評論家からの評価も高い実力派。エモーショナルな歌声、ポップなメロディがいい感じのバランス。

2012年4月30日月曜日

Vlasta Popić

クロアチアのパンク・ロックバンドVlasta Popićの一曲。
1stアルバム『Za očnjake』より。

2007年、ヴァラジュディンで結成された3人組。
2分程度の短い時間ですが、性急なビートに鋭利なギターが
熱く絡むポストパンクな楽曲。
どうやらこういった80'sリバイバルサウンドが最近ユーゴ圏で流行ってるらしく、
その手の若手バンドは“nove srpske scene”(=New Serbian Scene)
という言葉で括られるようです。
ちなみに以前記事を書いたセルビアのKriškも、まさにこのムーブメントど真ん中のバンドです。

Vlasta Popić - Pokret


2012年4月29日日曜日

Marlango

スペインのジャズグループMarlangoの一曲。
5thアルバム『Un Día Extraordinario』より。

2001年マドリードで結成された3人組。
VoのLeonorは現役の女優でもあるだけあってやたら美人。
と言っても話題性だけの企画ものでは決してなく、楽曲のクオリティは高いです。
この曲も例にもれず、ムード抜群の癒しソング。
ちなみに母語のカスティーリャ語で歌われていますが、これまでは英語詞だったそうです。
個人的にはラテン系言語の語感が好きなのでこれは大歓迎。

Marlango -「Dame la razón」


2012年4月28日土曜日

Pomruki

ポーランドのインディー・ポップバンドPomrukiの一曲。
1stEP『Monoholia』より。

シェドルツェを拠点に活動する6人組。
繊細で美しいギターの背後を、エレクトリックな音が埋め尽くし、
幻想的な雰囲気を形作っています。
1分以上演奏オンリーなのでインストか?と思いきや、スッとVoが出現。
囁き系の声が、張り上げるような力強い声に変化する終盤も素敵。

Pomruki - 「iluzja」


2012年4月27日金曜日

Calibro 35

イタリアのファンクバンドCalibro 35の一曲。
3rdアルバム『Ogni Riferimento a Persone Esistenti o a Fatti Accaduti è Puramente Casuale』より。

2007年にミランで結成された4人組。
70年代の映画音楽にインスパイアされたというその音楽性は、
騒がしいながらどこかユーモラスなジャズ・ファンク。
適度なチープ感みたいなのが逆に凄くいいです。

Calibro 35 - 「Uh Ah Brrr」


2012年4月26日木曜日

Yesterday

ポルトガルのミュージシャンYesterdayの一曲。
5thアルバム『You Are The Harvest』より。

1999年から活動し始めた、リスボン出身のアマチュアミュージシャン。
ダークアンビエントなサウンドにウィスパーVoを乗っけたような感じでしょうか。
ブラックメタルばりの不穏なシンセが鳴り響く陰鬱な音世界です。
少なくとも日が落ちてから聴きたい曲ですね。


Yesterday - 「You Are The Harvest」


2012年4月25日水曜日

Destine

オランダのポップパンクバンドDestineの一曲。
2ndアルバム『Illuminate』より。

2006年、ティルブルフで結成された5人組。
1stのパンク色は完全に薄れ、奥行きを感じるエモ・サウンドへ深化。
Thirty Seconds to MarsやAngels and Airwavesなんかを
想起させてくれるような、壮大さです。
エモファンだけでなく、広いリスナー層にアピールできそうですね。

Destine - 「Illuminate」


2012年4月24日火曜日

The Shh

マルタのインディー・ポップデュオThe Shhの一曲。
1stEP『The Burning Love』より。

パリとマルタ出身の二人組(名前からして女性の方がマルタ?)。
ファジーで分厚いギターに浸ったサーフポップ。
まさに夏歌という感じの陽性なメロディがツボにきます。
男女の混声Voもちょっと優雅な印象。
いまのところBandcampでフリーDLが可能になってるみたいなのでお早めに。

The Shh - 「So Over」


2012年4月23日月曜日

Poletíme?

チェコのフォーク・ロックバンドPoletíme?の一曲。
3rdアルバム『Kroskántry』より。

2007年、ブルノで結成された6人組。
バンジョーやサックス、ピアノなどが有機的に絡む大人な楽曲。
まるで夜の田園風景が目の前に広がってくるようで、
懐かしくもどこか感傷的な気分にさせてくれます。

Poletíme? - 「Muž Neviditelný」


2012年4月22日日曜日

Humo&#39&#59;s Rock Rally 2012

今回はちょっと趣を変えて、イベントの話をしたいと思います。
以前、The Hickey Underworldの記事を書いた時にもちらっと触れましたが、
Humo's Rock Rallyというバンドコンテストが、今年もベルギーで開催されました。

このイベントについて簡単にまとめてみます。
・ベルギーの人気娯楽雑誌HUMOが主催。
・1978年に始まり、以後偶数年に開催されている歴史あるコンテスト。dEUS、Das Pop、Evil Superstarsなど多くの著名ミュージシャンを輩出している。
・参加資格が与えられるのは、公式な音源を出していない者のみ。ベルギーの新人ミュージシャンの登竜門的存在となっている。
・まず提出されたデモテープから100組を選出。その後予備予選を経て、20組で行われるセミファイナル、10組で行われるファイナルへと進む。審査員採点による上位3組と、観客投票でトップになったグループに賞金が与えられる。


このファイナルが行われたのが、3/25。勝ち残ったのは、
Geppetto & The Wales, Lili Grace, The Compact Disk Dummies, Reena Riot, Float Fall, Sleepers' Reign, Tubelight, Chloë Carrette, Radical Sequence, Tourist 
の10組です。

そして結果は・・・

1. Compact Disc Dummies
2. Sleepers' Reign
3. Float Fall

でした!

と言っても全く聴いたことない奴ばっかなので、とりあえず入賞者の音源だけ貼っときます。

Compact Disk Dummies

ファイナルでの演奏。ピコピコロック。二人は兄弟らしいです。

Sleepers' Reign

へレンタルス出身の同い年4人組。インディーフォーク~エレクトロニカ。

Float Fall

男女二人組でどっちも歌います。プライマルばりにメランコリック。一番好きかも。

2012年4月21日土曜日

Playground Noise

ギリシャのインディー・ロックバンドPlayground Noiseの一曲。
今年発売予定の2ndアルバム(タイトル未発表)より。

2006年結成、パトラス出身の5人組。
ミドルテンポのメランコリックなノイズポップですが、
ストリングスやブラスが入っていてより優雅な感じ。
あと、この手の曲にしてはボーカルが割と力強いですね。

Playground Noise - 「Swinging Lowdown」


2012年4月20日金曜日

Lars Danielsson

スウェーデンのジャズ・ベーシストLars Danielssonの一曲。
アルバム『Liberetto』より。

欧州ジャズシーンで大きな存在感を放ってきた、
イェーテボリ出身のベテランミュージシャン。
美しい音色のピアノは、アルメニアのピアニストTigran Hamasyanが演奏したもの。
泣きのツボを知りつくしているというか、
曲から漂う哀愁が凄まじいです。
結構日本人好みなんではないでしょうか。

Lars Danielsson - 「Liberetto」


2012年4月19日木曜日

Lack Of Eoins

エストニアのインディー・ロックバンドLack Of Eoinsの一曲。
今年初めに発表された同名シングルに収録されています。

2005年結成、エストニア中西部・ヴィリヤンティ出身の3人組。
結成当時はMehmed Pehmisedという名前でしたが、
何を思ったか翌年にすぐさまバンド名を現在のものに変更してます。
サウンドは酩酊感全開のシューゲイザー~ドリームポップ。
ちょいエモいボーカルもウーライフみたいで良し。
叙情的なのが好きなら聴いて損はしないと思います。

Lack Of Eoins – 「Sudden Death Mode」


2012年4月18日水曜日

Kamikaze Scotsmen

ハンガリーのアート・ロックバンドKamikaze Scotsmenの一曲。
1stEP『PROLOGUE』より。

2011年にブダペストで結成された3人組。
日本人には馴染みやすい(?)バンド名かもしれません。
ベースのBenceは、以前紹介したThe Poster Boyのメンバーでもあります。
プログレッシブでアーティスティックな、独特の音景。
特に3:28からのキーボードがゾクゾクきます。
ちなみにSoundcloudでEP収録全曲がフリーで落とせるので、
気になった方はどうぞ。

Kamikaze Scotsmen - 「Song of Procreation」


2012年4月17日火曜日

The Asteroids Galaxy Tour

デンマークのエレクトロポップデュオThe Asteroids Galaxy Tourの一曲。
2ndアルバム『Out of Frequency』より。

2007年結成、コペンハーゲン出身のグループ。
ボーカルのMetteとプロデューサーのLarsの二人が主要メンバーですが、
ライブ時にはギターやサックスなどが加わり6人編成となります。
一聴目でガツンとくる強烈にキャッチーなダンスポップ。
セクシーなMetteのビジュアルも魅力的です。

The Asteroids Galaxy Tour - 「Heart Attack」


2012年4月16日月曜日

Blasted Mechanism

ポルトガルのエレクトロ・ロックバンドBlasted Mechanismの一曲。
7thアルバム『Blasted Generation』より。

1995年結成、リスボンを拠点に活動する6人組。
エレクトロ+ロックのフォーマットなんですけど、
トライバルなリズムやラップ風のボーカル、それにラテンチックな音も
聞こえてきたりと、色々ごちゃ混ぜなサウンド。
衣装もインディアンのそれみたいで、
民族的なものへの憧憬が感じられます。
なかなかの個性派グループです。

Blasted Mechanism - 「Blasted Generation」


2012年4月15日日曜日

Kriške

セルビアのインディー・ロックバンドKriškeの一曲。
1stアルバム『Kriške』より。

ベオグラードのコアなポストロックシーンで活躍してきた
ベテランが集い、2009年に結成された3人組。
ドライブ感のある再帰的リズムに、ギターが煩く暴れる
ポストパンク~オルタナ界隈の音です。
前衛的要素を盛り込みながら、聴きやすく仕上げているあたりはさすが。

Kriške - 「Penicilin」


2012年4月14日土曜日

Les Discrets

フランスのポスト・ブラックメタルバンドLes Discretsの一曲。
2ndアルバム『Ariettes oubliées...』より。

Amesoeursの元メンバーで構成された3人組。
流行りのシューゲブラックですが、
アコギが繊細なメロディーを奏でていて
どこか上品な感じの音。
激しさよりも耽美性を強調してる印象を受けます。

Les Discrets - 「Ariettes oubliées」


2012年4月13日金曜日

Maria Antonietta

イタリアのシンガーソングライターMaria Antoniettaの一曲。
2ndアルバム『Maria Antonietta』より。

ペーザロ出身の24歳、Letizia Cesariniのソロプロジェクト。
パッと見、Florence + The Machineのフローレンスみたいな風貌。
いかにも初期衝動をぶつけたという感じの直球ギターロックですが、
この独特なハスキーボイスでもっと落ち着いた曲をやってくれたら
たまらないだろうな~と思ってみたり。

Maria Antonietta - 「Quanto eri bello」


2012年4月12日木曜日

Pariisin Kevät

フィンランドのエレクトロ・ポップバンドPariisin Kevätの一曲。
3rdアルバム『Kaikki on satua』より。

ヘルシンキを拠点に活動する6人組。
ゆったりとしたリズム、ギターやシンセの多層的響き、
キャッチーな歌メロで構成されるしっとり曲です。
夜道を歩きながら聴きたい感じ。

Pariisin Kevät - 「Häikäisee」


2012年4月11日水曜日

Pilot

ドイツのロックバンドPilotの一曲。
3rdアルバム『Zuhören』より。

2002年結成、ケルン出身の3人組。
ルーツっぽい香り漂う垢抜けないサウンドに激渋なヴォーカル。
まさに正統派という印象を受けますが、Youtubeの動画統計情報を覗くとちょっと面白い事が。
視聴者の年齢層が見れるのですが、どうせおっさんばっかだろうと思っていたら、
1位が13-17歳の女性、そして3位も18-24歳の女性となってました。
曲調からするとちょっと意外ですが、若者向け媒体か何かで紹介されたんでしょうかね。

Pilot - 「Zuhören」


2012年4月10日火曜日

Ramón Valle

オランダのジャズグループRamón Valleの一曲。
9thアルバム『Flashes From Holland』より。

キューバ出身のピアニストRamón Valleを中心に結成し、
アムステルダムを拠点に活動する3人組。
この曲ではオランダの人気ジャズギタリスト
Jesse van Rullerがゲスト参加しています。
ピアノとギターの流麗な絡みが素敵。
ラテンぽい陽気さも感じられて楽しいです。

Ramón Valle - 「Amsterdam Party Time」 


2012年4月9日月曜日

Cirilo

スペインのインディー・ポップバンドCiriloの一曲。
2ndアルバム『Caminante』より。

ラ・ヌシア出身のミュージシャンCiriloを中心とした6人組。
不思議と耳に残る独特なメロディセンスが持ち味。
どことなくお祭り感が滲み出ていて、気分が盛り上がります。
まさに今のシーズン聴きたい感じ。

Cirilo - 「Tiempo」


2012年4月8日日曜日

Quasamodo &amp&#59; The Q Orchestra

ギリシャのファンク・バンドQuasamodo & The Q Orchestraの一曲。
1stアルバム『Movin' On』より

ギリシャのファンク界をリードするDimitris Nassiosを中心としたグループ。
過去にQuasamodo、The Q Orchestraそれぞれの名義で作品を発表してきましたが、この名前では初めてのアルバムと言う事になります。

メキシコのシンガーThaliahをフィーチャーした、
ダークでメロウなトラックです。

Quasamodo & The Q Orchestra - Nursery Rhyme feat. Thaliah 


2012年4月6日金曜日

Žoambo Žoet Workestrao

スロベニアのアヴァンギャルド・ロックバンド
Žoambo Žoet Workestraoの一曲。
アルバム『Soap for Sweatshops』より。

1992年結成の3ピース。
この曲ではサックスとソピラ(伝統楽器)の奏者が加わっています。
ジャズを基調にした、まさに複雑怪奇な音世界。
知的な狂気とでも表現したらいいんでしょうか。
ライブで是非見てみたいですね。

Žoambo Žoet Workestrao - 「Foot Shoes」


2012年4月4日水曜日

MyKungFu

スイスのシンガーソングライターMyKungFuの一曲
2ndアルバム『Repeat Spacer』より。

ヴィンタートゥールを拠点に活動する
Domi Schreiberのソロプロジェクト。
自然と体を動かしてしまいたくなるような、
ダンサンブルなインディー・ポップナンバーです。
あえて喩えるならKooksとかでしょうか。
3分少々とコンパクトなのも聴きやすいポイント。

MyKungFu - 「Damage」


2012年4月3日火曜日

Soen

スウェーデンのプログレッシヴ・メタルバンドSoenの一曲。
1stアルバム『Congnitive』より。

元Opethのドラマーなどによって結成されたグループ。
複雑なドラム、動的なベースが織りなすサウンドは
グルーヴィかつ、どこか洗練されたスタイリッシュな印象。
PVなんかを見てもアート性を感じます。
Toolとかが好きな人におすすめ。

Soen - 「Savia」


2012年4月2日月曜日

SALMO

イタリアのラッパーSALMOの一曲。
2ndアルバム『Death USB』より。

1999年から活動する、サルディーニャ島出身のアーティスト。
エレクトロ+ダブステップのハイブリッドサウンドを展開し、
イタリアのラップシーンで話題になった前作
『THE ISLAND CHAINSAW MASSACRE』(2011)から1年ぶりの新譜です。

前作同様、エレクトロmeetsダブステップな音に、
攻撃的なラップが乗るタイトルトラック。
ラウドな音づくりがかっこいいです。

SALMO - 「Death USB feat Belzebass」


2012年4月1日日曜日

Papier Tigre

フランスのインディー・ロックバンドPapier Tigreの一曲。
3rdアルバム『Recreation』より。

2006年結成、ナント出身の3人組。
ギターボーカル・ギター・ドラムという、ベースレスな編成です。
ポストパンク風の、陰鬱で鋭利なギターが印象的。
咆哮にも近いVoの叫びも力強いです。

Papier Tigre - 「Afternoons」


2012年3月31日土曜日

Papa Topo

スペインのインディー・ポップデュオPapa Topoの一曲。
1stミニアルバム『Rotación y Traslación』より。

マジョルカ島出身の男女二人組。
前作同様、スペインを代表するレーベルである
Elefant Recordsからのリリースです。
お洒落なふわふわローファイサウンドに乗る、
女性Voのリズミカルな歌いまわしが癖になりそう。
時折混じる男性のコーラスも良い感じ。

Papa Topo - 「En Un Momento」


2012年3月30日金曜日

Sara

フィンランドのポップ・ロックバンドSaraの一曲。
6thアルバム『Se Keinuttaa Meitä Ajassa』より。

カスキネンを拠点に活動する4人組グループ。
元々ゴシック・メタル畑だったのですが、徐々にそちらの成分が減少し
今や完全にポップ~ロック系のサウンドになっています。
この曲も、大草原を駆け抜けていくような爽やかギターポップ。
ちなみに同曲収録のアルバムはフィンランドのヒットチャートで4位という、
バンド史上最高位を記録しています。

Sara - 「Se Keinuttaa Meitä Ajassa」


Kim Janssen

オランダのシンガーソングライターKim Janssenの一曲。
2ndアルバム『Ancient Crime』より。

フォーク・ロックバンドThe Black Atlanticの
メンバーでもある彼。
3年ぶりとなるこの新譜は、通っていた寄宿学校を
テーマにしたコンセプトアルバムらしいです。

静かな冒頭から徐々に楽器が加わり、
出来上がる素敵なアンサンブル。
ウィスパー系のヴォーカルに女性のコーラスが絡み、
情感たっぷりに仕上がっています。

Kim Janssen - 「Drift」


2012年3月29日木曜日

Sleep Party People

デンマークのシューゲイザーバンドSleep Party Peopleの一曲。
2ndアルバム『We Were Drifting on a Sad Song』より。

コペンハーゲンを拠点に活動するマルチインストロメンタリスト・
Brian Batzを中心とした5人組グループ。
ライブでは何故かウサギのお面をかぶって演奏する事で有名です。
この曲は中盤までピアノやストリングスが美しく、
耽美的な印象なのですが、終盤ノイジーな轟音が炸裂し一気に高揚します。
ポストロック的な手法も取り入れた壮大な楽曲です。

Sleep Party People - 「A Dark God Heart」


2012年3月26日月曜日

Sophie Villy

グルジア出身のシンガーソングライターSophie Villyの一曲。
1stアルバム『Mother Fish』より。

グルジアはトビリシ出身の21歳、ということですが、
活動の拠点はウクライナのキエフに置いているようです。
終始落ち着いたマイルドなサウンドに
彼女の柔らかな歌声が乗り、絶妙のヒーリング効果を生んでいます。
しかも美人。必見です。

Sophie Villy - 「Here And Nowhere Else」


2012年3月25日日曜日

Thy Catafalque

ハンガリーのアヴァンギャルド・メタルバンドThy Catafalqueの一曲。
5thアルバム『Rengeteg』より。

ブラックメタルにトラディショナルな色を加えたような音楽性。
といってもフォークメタル的な臭さはそこまで強くありません。
デス声も無いので、その手のものが苦手な人でも聴けそうな気がします。

Thy Catafalque - 「Kel keleti szél」


Agora Fidelio

フランスのポスト・ロック・バンドAgora Fidelioの一曲。
5thアルバム『Les illusions d'une route, Vol. 2: Bagdad』より。

語り系の静かなヴォーカルが、
終盤の盛り上がりとともに絶叫に変わります。
静寂と高揚の対比がとても印象的。
アルバム自体もコンセプトアルバムのようで、聴きごたえがあります。

Agora Fidelio - 「J'ai vu」


Henrik Belden

スイスのシンガーソングライターHenrik Beldenの一曲。
3rdアルバム『Barrique Barrel』より。

20代にして、もう何かつかんでしまったかのような完熟さ。
ピアノ一本のシンプルなバックサウンドに乗る、
渋く味のある声が哀愁を誘います。
何といってもメロディセンスが素晴らしいです。

Henrik Belden - 「Until the Bitter End」


Chinese Christmas Cards

スペインのエレクトロ・ポップバンドChinese Christmas Cardsの一曲。
1stEP『Barcelona』より。

小っ恥ずかしいほど、どキャッチーなキラキラポップ。
どこかLos Campesinos!を思わせる、青さ満天のメロディがツボにきます。
バンド名のChineseは、メンバーのJoanの学生時代のあだ名(目が細かったため)
に由来するんだとか。
マイスペのジャンル欄に“Chinese Pop”て書いてるのも、ジョークみたいなものでしょうね。

Chinese Christmas Cards - 「Dreams」


Susanne Sundfor

ノルウェーのシンガーソングライターSusanne Sundførの一曲。
4thアルバム『The Silicone Veil』より。

前作のアルバム『The Brothel』(2010)が、母国の年間売上チャートで
2位を記録する大ヒットとなった彼女。
その成功に続く作品ということで、相当なプレッシャーはあったでしょうが、
これは周囲の期待に十分答えられているクオリティの楽曲だと思います。
極上の美メロ、伸びやかな歌声、これぞ北欧という感じ。

Susanne Sundfor - 「White Foxes」


Den svenska bjornstammen

スウェーデンのエレクトロ・ポップバンドDen svenska björnstammenの一曲。
1stアルバム『Ett Steg Närmare Rätt』より。

スウェーデンで最も権威があるとされる音楽賞P3 Guldで、
2011年のÅrets nykomling(=Newcommer of the Year)を獲得するなど、話題になっている彼ら。
待望のフルアルバムのタイトルトラックです。
アゲアゲという感じではなく、やや洗練された印象のあるお洒落ポップ。
パーカッシブなビートと繊細なヴォーカルが魅力的です。

Den svenska bjornstammen - 「Ett Fel Narmare Ratt」


Il Teatro degli Orrori

イタリアのノイズ・ロックバンドIl Teatro degli Orroriの一曲。
3rdアルバム『Il mondo nuovo』 より。

One Dimensional ManとSuper Elastic Bubble Plasticという、
2グループのメンバーによって2005年に結成されたバンド。
ノイジーで荒々しいギターが弾ける疾走曲。
サビのメロディセンスといい、イタリア語詞の乗せ方といい、
ちょっと独特で面白いです。

Il Teatro degli Orrori  - 「Non vedo l'ora」


Enno Bunger

ドイツのピアノ・ロックバンドEnno Bungerの一曲。
2ndアルバム『Wir Sind Vorbei』より。

ピアノ・ベース・ドラムのトリオ編成のバンド。
下の動画はフロントマンであるEnno Bungerの弾き語りライブのものです。
冬の朝のような透明感のあるサウンドが素敵。

Enno Bunger - 「Leeres Boot」


The Hickey Underworld

ベルギーのオルタナティヴ・ロックバンドThe Hickey Underworldの一曲。
2ndアルバム『I'm Under The House, I'm Dying』より。

dEUS、Das Pop等を輩出したベルギーのバンドコンテスト「Humo's Rock Rally」の2006年優勝者。
ダイナソーJrやマーズボルタを引き合いに出されているらしく、
荒削りでアグレッシブなオルタナサウンドが展開されています。
良い具合に振り切れてる感じがGood

The Hickey Underworld - 「I'm Under The House, I'm Dying」


Leech

スイスのポスト・ロック・バンドLeechの一曲。
5thアルバム『If we get there one day, would you please open the gates?』より。

1995年結成のベテランバンド。
一定のリズムに乗り叙情性に溢れたフレーズが繰り返される前半から、
轟音ギターが響く後半へ流れ込む11分の大作です。
その轟音パートも、狂気の爆発というよりは小奇麗にまとまっている感じで、
終始物悲しげな空気感で統一されています。

Leech - 「Hands Full Of Hearts, Heart Full Of Stones」


iori&#39&#59;s eyes

イタリアのエクスペリメンタル・ポップデュオiori's eyesの一曲。
1stアルバム『DOUBLE SOUL』より。

ミラノを拠点に活動する二人組。
闇夜を浮遊するかのようなローファイ・エレクトロが持ち味。
練り込んだサウンドにしっとり歌い上げるヴォーカルが乗る感じは、
どことなくジェイムス・ブレイクを想起させてくれます。

iori's eyes - 「All The People Outside Are Killing My Feelings」


Frànçois &amp&#59; The Atlas Mountains

フランスのインディー・ポップバンドFrànçois & The Atlas Mountainsの一曲。
4thアルバム『E Volo Love』より。

フランスのサント出身で現在はイギリス在住のFránçois Marryを中心としたバンド。
彼らが名門Dominoから初めて出した作品ということで、
日本でもブログで取り上げている方が多いようですね。
アフロなリズムに乗る、繊細で美しいメロディー。
郷愁感を誘われるような良曲です。

Frànçois & The Atlas Mountains - 「Les Plus Beaux」


2012年3月24日土曜日

Frau Potz

ドイツのパンク・ロックバンドFrau Potzの一曲。
1stアルバム『Lehnt dankend ab』より。

テンポはあまり速くありません。
独特のハイトーンボイスが印象的。
ずっと叫んでいますが、若干メロディーが現れるパートもあるので、
比較的聴きやすい部類ですね。

Frau Potz - 「Ach, Heiner」


der Herr Polaris

ドイツのミュージシャンder Herr Polarisの一曲。
1stアルバム『drehen&wenden』より。

アウグスブルク出身・Bruno Tenschert氏のソロプロジェクト。
フォークを基調にした、静かでメランコリックな曲調です。
幻想的なシンセと、やさしい声に癒されます。
ちなみに曲のタイトルを英訳すると“I Miss You”。

der Herr Polaris - 「du fehlst mir」


Karolina Kozak

ポーランドのシンガーソングライターKarolina Kozakの一曲。
2ndアルバム『Homemade』より。

トリップホップ風味のエレポップ。
彼女の以前の代表曲を聴いてみるとフォーク系の曲が多いようなので、
ちょっと路線を変えてきた感じでしょうか(あんまり知りません;)。

不穏なシンセにロックテイストなビートが、殺伐とした雰囲気を創っています。
メロディラインも美しく、声も綺麗。
かっこいいです。

Karolina Kozak - 「Mimochodem」


Marie-Pierre Arthur

カナダ・ケベック州出身のシンガーソングライターMarie-Pierre Arthurの一曲。
2ndアルバム『Aux alentours』より。

カナダのどこがヨーロッパじゃい、と言われそうですが
ケベックのアーティストに関しては取り上げていこうと思います。
歌詞は全編フランス語です。
どこか夏っぽさを感じさせる、カラフルなポップサウンド。
Karkwa(2010年ポラリス・ミュージック・プライズ受賞)や、
Patrick Watson(サマソニ2009出演)のメンバーが務めるバックバンドも結構豪華です。

Marie-Pierre Arthur  - 「Si tu savais」


2012年3月22日木曜日

Charlie Straight

チェコのインディー・ロックバンドCharlie Straightの一曲。
2ndアルバム『Someone With A Slow Heartbeat』より。

2006年にチェコのトルジネッツで結成された4人組。
前作『She's a Good Swimmer』(2009)が、
チェコ版グラミー賞と呼ばれるAnděl賞のAlbum roku
��= Album of the Year)に選出される快挙を達成。
デビュー作でチェコ音楽シーンの頂点に上ってしまった彼らの、待望の新譜です。
以前よりもスケールが増した感じで、
よりスタジアム向きな音になっています。
ElbowとかSnow Patrolとかが好きな人は気に入るかも。

Charlie Straight - 「Coco」


2012年3月21日水曜日

Choir of Young Believers

デンマークのオーケストラル・ポップバンドChoir of Young Believersの一曲。
2ndアルバム『Rhine Gold』より。

コペンハーゲン出身のJannis Noya Makrigiannisを中心にしたプロジェクト。
2009 Danish Music AwardsのÅrets Nye Danske Navn(=Newcomer of the Year)
に選出されるほど、母国では期待されている存在のようです。
煌めくギター・優雅なストリングスに多層的なヴォーカルが乗り、
幻想的な雰囲気を作っています。

Choir of Young Believers - 「Patricia's Thirst」


The Poster Boy

ハンガリーのインディー・ロックバンドThe Poster Boyの一曲。
1stアルバム『Things We Had Time For』より。

The Walrus、Amber Smith、Bastiaan、Kamikaze Scotsmenなど
ブダペストのインディーシーンで活躍してきたバンドのメンバーによって結成されたグループ。
UKの香りを感じる、クラシカルなギターロック。
キャッチーでとても暖かい雰囲気を帯びたサウンドです。

The Poster Boy - 「Portland Head Light」


2012年3月20日火曜日

Fadeout

フィンランドのプログレッシヴ・ロックバンドFadeoutの一曲。
1stアルバム『To Protect Our Way Of Living』より。

デビュー盤ということですが、結成は2001年。
既にデモテープを何枚も発表していて、フィンランドのロックシーンでは
確固たる地位を築いているんだそうです。
キャッチーな歌メロの良さに加え、途中で入ってくる
トランペットが良い味を出してます。

Fadeout - 「Solar Lights」


2012年3月19日月曜日

Xoel López

スペインのシンガーソングライターXoel Lópezの一曲。
1stアルバム『Atlántico』より。

過去Deluxeという名義で、商業面でも批評面でも大きな成功を遂げた彼ですが、
今回は初めて本名名義でのリリースになるようです。
一応キャリア的には12作目になるんだとか。
音はこれぞSSという感じのフォーキーなポップソング。
儚さと力強さを共存させたような歌声も素敵です。

Xoel López - 「Tierra」


Uochi Toki

イタリアのオルタナ・ヒップホップデュオUochi Tokiの一曲。
7thアルバム『Idioti』より。

2002年に結成したアレッサンドロ出身の二人組。
終始ノイズが暴れまわる実験的な楽曲です。
複雑で無機質なビート、攻撃的なフローがかっこいい。

Uochi Toki - 「Ecce Robot」


2012年3月18日日曜日

Tristesse Contemporaine

フランスのエレクトロ・ポップバンドTristesse Contemporaineの一曲。
1stアルバム『Tristesse Contemporaine』より。

活動地はフランスなのに、メンバーは
イギリス・日本・スウェーデン出身の三人というよくわからない編成。
サイケでダンサンブルなニューウェイブサウンドを鳴らしています。
よくわからないですがPVもちょっと怖いです。

Tristesse Contemporaine - 「I Didn't Know」


2012年3月17日土曜日

Stuck In The Sound

フランスのインディー・ロックバンドStuck In The Soundの一曲。
3rdアルバム『Pursuit』より。

2002年パリで結成された4人組。
一発で耳に残るキャッチーな疾走曲。
せわしないギターが高揚感を煽ってくれます。
ダンサンブルな香りがするところもよし。

Stuck In The Sound - 「Pursuit」


2012年3月15日木曜日

Lola Kite

オランダのエレクトロ・ポップバンドLola Kiteの一曲。
2ndアルバム『I Start To Believe You』より。

Bettie Serveert、Bluem、Mossなどのバンドの元メンバーで2007年に結成。
ローファイなシンセポップというまさに今風の音。
メランコリックなシンセが浮遊感を演出しています。

Lola Kite - 「Energy Could Be Our Closest Friend」