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2013年8月18日日曜日

【Nordic countries】 The Best Albums of 2013 so far

10.French Films - 『White Orchid』
フィンランド・エスポー出身5人組の2nd。
前作『Imaginary Future』(2011)で夏色煌めくサーフポップを展開し日本のインディーファンにも一定の知名度を得た彼らですが。 本作ではよりポップ度が増加。
Vaccinesに匹敵するようなキャッチーで青い疾走感が全編貫かれています。

 「Latter Days」






 9.The Embassy – 『Sweet Sensation』
スウェーデン・ヨーテボリ出身デュオの3rd。
80'sマンチェスター風のディープなベースに哀愁漂うギターサウンドを乗せるスタイル。
弱弱しいヘナヘナボーカルや時折入るベル音が可愛らしく、味わい深いです。

 「Livin' Is Easy」
 



 8.Dorena – 『Nuet』 
スウェーデン・ヨーテボリ出身5人組の3rd。
北欧らしい爽やかさに満ちたポストロックを奏でていますが、
実は6年前まではスクリーモバンドだった経歴が。
その名残は、聴く者の涙腺を刺激する叙情的なギターサウンドに現れています。

 「Young Hearts Of Summer」
 



 7.Sin Fang - 『Flowers』
アイスランド・レイキャビク出身ミュージシャンの3rd。
高揚感のあるビートに乗ってホーンやピアノ、シンセなど様々な音が多層的に絡むドリームポップ。 まるで天の川を駆け巡っていくような、軽やかで幻想的な音色です。

 「Young Boys」
 



6.Lights And Motion - 『Reanimation』
スウェーデン・ヨーテボリ出身ミュージシャンの1st。
壮麗なシンセやストリングスが響き渡る叙情派ポストロック。
ColdplayやU2をフェイバリットに挙げているだけあって、
アリーナクラスの箱でも映えそうなパワフルさも感じられます。

 「Home」
 



 5.Thus:Owls - 『harbour』
スウェーデン・ストックホルム拠点に活動する5人組の2nd。
呪術的なパーカッション、不穏な管弦楽器、囁くような女性ボーカルなどが作り出すムードは、暗めながら神秘的。 真夜中の海に潜水していくような感覚に浸れます。

 「White Night」
 



 4.Pascal Pinon - 『Twosomeness』
アイスランド・レイキャビク出身デュオの2nd。
双子姉妹によるドリームポップということでmumが頭に浮かびますが、
彼女達に匹敵するほどの幻想性、そして神聖さが感じられます。
あどけなさの残る無垢な歌声も世界観にピッタリ。

 「When i can't sleep」
 



 3.Flunk - 『Lost Causes』
ノルウェー・オスロ出身4人組の5th。
オーロラのようにゆらゆらと移ろう音景に、
浮世離れしたウィスパー調の女性ボーカルが乗るエレクトロニカ~ダウンテンポ。
夜の闇に沈んでいくような内省的な美メロが耳から染み入ります。

 「Sanctuary」
 



 2.EstherOrkester - 『Hei』
ノルウェー・オスロ出身女性SSWの3rd。
英語詞だった前2作から打って変わり、全編ノルウェー語での歌唱となっています。
優雅な管弦の音色と優しいピアノ・アコギの絡みがとにかく美しい作品。
Regina Spektor、Fiona Apple好きに是非。

 「Modig」
 



 1.I Used To Be A Sparrow - 『You Are An Empty Artist』
スウェーデン・ヴェステロースを拠点に活動するデュオの2nd。
前作『Luke』(2012)からわずか1年のスパンで発表された本作は、
その延長線上にありながら、美メロはさらに輝きを増加。
メロウな曲も疾走する曲も高いクオリティで安定しています。
万人にお勧めできる名盤です。

 「On / Off」
 



北欧を一括りにしてみたしたが、実に順位付けが難しい。
上位も下位も大きい差はなく、微細な好みの違いで決めました。
人口比で見ても、この地域の充実度は目を見張るものがあります。



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