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2015年1月12日月曜日

The Best European Albums of 2014 (No.10-1)

年間ベストの続きです。

前の前(No.30-21)はこちら 前(No.20-11)はこちら



10.Lisa - Lisa

フィンランドのSSW。
インディー・ポップ・バンドReginaのボーカルのソロ・デビュー作。
Regina時代と比べるとバンドサウンドが減退し、より優雅で洗練された印象。
フィンランド製相対性理論、と言いたいところですがキャリア的にはこっちの方が少し先輩。



9.The Notwist - Close To The Glass

ドイツのインディー・ロックバンド。
最も国際的に活躍してきたドイツのバンドの一つであり、
日本でも知ってる人は知ってる(?)であろうベテラングループ。
冷徹なクラウトロックと暖かみのあるエレクトロニカ、キャッチーなギターロックが融合したサウンド。
国内メディアも軒並み絶賛で迎えています。



8.C’mon Tigre - C’mon Tigre

イタリアの音楽集団。
二人の人物が中心メンバー、というのが判明しているだけで後は正体不明の匿名グループ。アフロビートにジャズやダブを混交させた唯一無二のサウンド。
砂漠を連想させるような荒涼感といい、北アフリカにルーツのある人達かも?



7.Mermonte - Audiorama

フランスのオーケストラル・ポップバンド。
種々の楽器が織りなす重層的な音像は、11人編成という大所帯ならでは。
Arcade Fire的な多幸感は勿論の事、マスロック的なタイトさで曲を締め上げているのが面白いところ。



6.Populous - Night Safari

イタリアのトラックメイカー。
様々なアーティストがフィーチャーされています。
アンリ・ルソーの『眠るジプシー女』を模したカバーアート同様、
異国の夜の情景を思わせる妖しい美しさが横溢。
国内メディアの年間ベストを総なめした作品です。



5.Lykke Li - I never learn

スウェーデンのSSW。
壮麗という形容がこれ程相応しい作品もそうそう無いのでは。
雄大な景観、それもある種神話的な風景を喚起するような、奥行きを感じるサウンド。



4.Trajano! - Antropología

スペインのポスト・パンクバンド。
ローマ帝国全盛期の皇帝・トラヤヌスの名を冠した強気なバンド名。
2年前に発表したEPが話題を呼んでいて、本作が待望のデビュー盤となります。
初期ホラーズを想起させる、突進性を内包した禍々しさ。



3.Broken Twin - May

デンマークのSSW。
アコギ、ピアノのナイーブな音に、憂のあるボーカルが内省的に響く。
現実世界から夢の世界へ落ちていく直前の、意識と無意識の境界面で奏でられてそうな音楽。



2.Clap! Clap! - Tayi Bebba

イタリアのトラックメイカー。
祝祭なのか、呪詛の祈りなのか、とにかく何かの祭りを思わせる狂騒感覚。
トライバルな太いビートに合わせて、国籍不詳のカラフルな妖怪が飛び跳ねるようなイメージ。



1.Christine and The Queens - Chaleur humaine
フランスのSSW。
R&Bの影響が強いポップスで、知的なムードを宿した作品。
新人でこのスケール感はLordeに通じるものがあるかも。
フランス国内ではインディー系のメディアに加えて、メインストリーム寄りのメディアからも万遍なく高評価を得ています。




ベストワンの方も含め、トップ15の中に女性SSWが6人も入ってしまいました。

音楽メディアではよく新世代の女性シンガーの台頭(FKA Twiggs、Sky Ferreiraとか)の話が出ますが、別に音楽シーンの潮流を意識したとかではなく、ただ単にこの辺りを自分が偏愛してるだけなので、深い意味は特にありません。

ベストトラック的なのも、気が向いたらするかも(多分しない)。

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